
西東京バス丹波停から出発は 10:41 。
平均で、登り 4% 下り 5% の勾配なので
予定表定速度を上げて計画した。
なにせ、今回は舗装道しか歩かないのだ。

と云う訳で、原則 R411 を歩く。
歩道がない事は分かっていたが
交通量さえ少なければ問題ないだろう。
ある意味別の心配はあったのだが … 。

線形改良中の現場に遭遇。
バイクが走っている場所は
廃道になってしまうのだろう。
左:最初のトンネルは羽根戸トンネルだが、右:巻くための旧道は思いっ切り通行止め。


左:続いてのトンネルは丹波山トンネルだが、右:巻くための旧道は作為的廃道。


左:塩山駅まで予定では 33Km なので甲州 32Km は妥当な線だ。右:ココにも線形改良跡が。



山側は落石の恐怖、谷側は落下の恐怖
真ん中は、轢かれる恐怖。
幸い交通量は少ない。
ただ、大量のバイクがつるんで来る以外は。
11:47 大常木トンネル前。ここも巻けないのは、そのスジでは有名。幅 50cm 程度の歩道モドキがあるので、そのまま行く。


左:大常木トンネルを抜けるとすぐに一之瀬高橋トンネルが見える。中:旧道に行けそうにも見えるが
右:そのスジで種々報告されている通り、いい感じのバリで通行を阻害している。




一之瀬高橋トンネルを抜けると九十九折れで
高度を稼ぎ始める。

程なくして、甲州市に入った。
左:草むらに見えるが、実は 右:ココも線形改良跡。


左:塩山まで 18Km にして、いかにも峠な風景 右:柳沢峠の石碑、後は下るのみ。



少しすると売店やら見晴台やらがあった。
ちょっとがっかり。

見晴らし台から望む風景。
肉眼では、はっきりと富士山が見えていた。
未だにデジカメが使いこなせないのである。
画像編集ソフトで明度を思い切り落とすと
こんな風に富士山が写っていることが分かる。

さっき追い抜いて行った車が
真下に見えるほど九十九折れで下る。

ここも線形改良中。
あと 16Km 程度。

この写真だと富士山が分かる?
左:高芝トンネルに入り、右:抜けると当初の別の心配にぶち当たった。


写真では高さが分かりづらいが、むっちゃ高い橋を歩かなければならない。
ガードレールは腰の高さほどしかなく、歩道もない。
大型車なんか来た日にゃ、しゃがみこんでしまうかもしれないほどの怖さである。




本日最後のトンネルである
上荻原第一トンネル前に来て
地図に載っていなかった
旧道っぽい道を発見。
巻けるものなら巻きたい。
バリ等は一切なかったので、なんかいい感じで旧道を歩き始めた。


左:なんか崩落しているが通れなくないので、そのまま歩く。右:実にいい感じである。


左:歩いていくと、やがて … 右:ちょっと待て、現道との高低差が激しすぎるではないかっ。戻るか?



崩落の先に九十九折れで下る道発見。
下ってみることにした。
路肩というか法面自体が崩落したようだ。大丈夫か?


行けなくはないが、これ以上下って現道復帰できなければ、ココ登って戻って来なきゃいけないのね。
それはちょっとしんどいよね。つーか、舗装道以外歩かないはずだったんじゃなかったっけ … ?
戻ろう、幸い予定時刻まで少し余裕がある。戻って現道を歩くほうが安全だ。

くそう、また高い橋を歩けというのか。
怖いんですけど … 。

一旦 R411 を離れて旧道(?)を歩く。
廃道ではないが、ここもいい感じである。下った先の R411 復帰できる分岐には『通り抜けできません』の看板があった。
別に車が通れないほどヒドイ荒れようではなかったが … 。




残り 9Km を一時間半で歩けば
予定より早く塩山駅に着く。
ふんばりどころだ。
左:何かある。中:休憩所らしい。右:ベンチとテーブルに灰皿、ありがたい。休憩させてもらった。




ここで R411 を離れる。
県 201 を歩くほうが近くて
車も少ないはずなので安全だ。

駅まではずっと下りだが
ちょうど正面に太陽がある。
甲府盆地に沈む太陽。
自分も標高を下げながら歩いている。
太陽の沈みが速く感じる。

16:26 塩山駅北口に到着。
予定より早かった。


34.468Km を 5:45 で歩いたので、表定速度は 5.99Km/h となった。かなり早かった。
前半登りは 6Km/h を割ることもあったが、後半は 23Km 付近の崩落現場をさまよったところ以外 7Km/h をキープ。
丹波停ではポカポカだったが、この季節、標高 1,400m 越えは寒かった。
スポンサーサイト
コメントの投稿